戸塚で高校受験を考え始めると、通える塾の数が多く、何から手をつけてよいか迷います。この記事では、神奈川県の公立入試の仕組みから、戸塚駅周辺の塾の選び方、学年ごとの動き方までを教育アドバイザーの目線でまとめました。
戸塚エリアの高校受験の全体像をつかむ
戸塚区は横浜市の南部にあり、JRと市営地下鉄が通る便利な地域です。公立高校を第一志望にする家庭が多く、神奈川県独自の入試ルールを知っておくと、塾選びも勉強計画もぶれにくくなります。最初に地域の高校と入試の流れを整理します。
戸塚区周辺で名前が挙がる公立高校
区内の代表格は横浜市立戸塚高校です。汲沢にあり、地下鉄ブルーラインの踊場駅から徒歩8分ほどの距離にあります。普通科のほかに音楽コースがあり、偏差値は模試会社によって58から62前後で示されています。
周辺では柏陽高校や舞岡高校を目指す生徒も多く、難関の横浜翠嵐高校を視野に入れる家庭もあります。偏差値だけで決めず、通学時間、校風、部活動まで合わせて比べると、入学後のミスマッチを減らせます。
| 高校名 | 設置 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| 戸塚高校 | 横浜市立 | 普通科と音楽コース。踊場駅から徒歩8分 |
| 柏陽高校 | 県立 | 戸塚周辺の受験生に人気の難関校 |
| 舞岡高校 | 県立 | 区内で通いやすい公立校の一つ |
| 横浜翠嵐高校 | 県立 | 県内最難関。東京大学など難関大学への進学実績で知られる |
表の内容は目安です。偏差値や募集人員は毎年変わるため、最新の数字は学校と県教育委員会の発表で確認してください。
神奈川県の公立入試はこう決まる
神奈川県の公立高校入試には推薦入試がなく、受験生は共通選抜で合否が決まります。見られるのは内申点(調査書)、5教科の学力検査、面接の3つです。一部の高校では特色検査も行われます。
面接は全員が受け、2人以上の面接官と10分ほど話します。出願時に面接シートを出し、志望理由や中学校で力を入れたことを聞かれます。公立は2023年度の入試でも出願が1月下旬、学力検査が2月中旬という流れだったため、例年この時期に合わせて準備を進めると安心です。
私立高校との併願をどう考えるか
神奈川県では公立と私立の進学比率が「公立2、私立1」と言われています。公立の受験者のうち約5,000人は結果的に私立へ進む計算です。そのため、公立が第一志望でも私立の併願校を早めに決めておくことが欠かせません。
私立の入試は公立より早い時期に行われます。併願校の過去問は、秋までに一度は解いておきたいところです。単願や併願の優遇制度は学校ごとに条件が異なるので、中学校の面談でも相談してください。
内申点と学力検査の対策を進める
公立入試では、当日の点数だけでなく日ごろの成績も合否に響きます。戸塚の塾に通う前でも、家庭と学校でできる準備は多くあります。ここでは内申点の考え方と、教科ごとの具体的な対策を紹介します。
内申点の計算方法と上げ方
神奈川県の内申点は、中2と中3の9教科の評定で決まります。中2は5段階評定の合計で45点満点、中3は同じ合計を2倍にして90点満点、あわせて135点満点です。
| 学年 | 計算方法 | 満点 |
|---|---|---|
| 中学2年生 | 9教科の評定をそのまま合計 | 45点 |
| 中学3年生 | 9教科の評定の合計を2倍にする | 90点 |
| 合計 | 中2と中3を足す | 135点 |
中3の比重が大きい一方で、中2の成績も確実に反映されます。音楽、美術、技術・家庭、保健体育の4教科も同じ重みで扱われるため、提出物や実技テストを落とさないことが近道になります。定期テストの前は、学校ワークを2周するところから始めると点数が安定します。
5教科の単元別の押さえどころ
学力検査は国語、数学、英語、理科、社会の5教科です。単元ごとに優先順位をつけると、限られた時間を無駄なく使えます。
- 数学は一次関数、二次関数、平面図形の証明を重点的に
- 英語は長文読解と、中3で習う関係代名詞や不定詞
- 理科は電流と磁界、化学変化とイオン、天気の変化
- 社会は歴史の近現代と、地理の資料読み取り
- 国語は説明文の要旨のまとめ方と古文の基本
どれも入試で配点が大きくなりやすい単元です。数学の関数や図形は、基本問題を落とさない練習を重ねるだけで得点が伸びます。英語の長文は毎日1題を目安に読み、わからない語句をその日のうちに調べる習慣をつけてください。
面接と特色検査の準備
面接は全員が受けるため、軽く見ないことが大切です。志望理由を「家から近いから」で終わらせず、その高校の授業や行事、部活動のどこに魅力を感じたのかまで言葉にします。オープンスクールに参加すると、具体的な体験談が話しやすくなります。
横浜翠嵐のように特色検査を課す学校では、検査の配点が高く設定されています。過去問を解いて形式に慣れておく必要があります。志望校が特色検査を行うかどうかは、中3の夏までに県の募集要項で確認しておくと安心です。
戸塚駅周辺の塾を比べて選ぶ
戸塚駅の東口と西口には、個別指導塾や集団塾が集まっています。通いやすさだけで選ぶと、授業の進め方が合わずに伸び悩むことがあります。指導形式、通塾時間、サポート内容の3点から比べていきます。
集団塾と個別指導の違い
集団塾は、決まったカリキュラムで同じ志望校を目指す仲間と学べます。競争意識が育ちやすく、入試情報も豊富です。一方で、授業の進度が速く、苦手な単元を質問しにくい面があります。
| 比べる点 | 集団塾 | 個別指導塾 |
|---|---|---|
| 進め方 | 塾の進度に合わせる | 生徒の理解度に合わせる |
| 向いている人 | 競い合うと伸びる人 | 苦手を戻って学び直したい人 |
| 内申対策 | 塾により差が大きい | 定期テスト対策を組みやすい |
最近は、集団塾で受験対策をしながら個別指導で苦手を補う併用も増えています。お子さんの性格と、いまの成績の位置に合わせて選んでください。
戸塚駅周辺の個別指導塾の例
戸塚駅周辺には、複数の個別指導塾があります。たとえば西口には創英ゼミナール戸塚西口校が駅から徒歩3分の場所にあり、個別指導(1対2〜3)を行っています。ほかに栄光の個別ビザビ戸塚校、東京個別指導学院 戸塚教室、個別教室のトライ戸塚駅前校、TOMAS戸塚校などが挙がります。
- 創英ゼミナール戸塚西口校は駅から近く、通塾しやすい
- 栄光の個別ビザビ戸塚校は1対2の形式
- 個別教室のトライ戸塚駅前校とTOMAS戸塚校は1対1の指導
先生と生徒の組み合わせや料金、開講科目は教室ごとに違います。必ず2、3教室で体験授業を受けて、先生との相性と質問のしやすさを比べてください。最新の情報は各塾の公式サイトで確認できます。
公立トップ校を目指す集団塾の考え方
柏陽や横浜翠嵐のような難関校を目指す場合は、入試傾向の分析が進んだ集団塾が力になります。たとえば臨海セミナーは、2025年度の横浜翠嵐の合格者として155名を送り出したと発表しています。特色検査の対策教材を用意している塾もあります。
ただし、戸塚駅周辺に通える教室があるかどうかは、塾ごとに調べる必要があります。通塾時間が長くなると、復習の時間が削られます。授業の質と通いやすさを両方満たす教室を、実際に見学して決めましょう。
学年別に進める勉強スケジュール
受験勉強は中3になってから始めても間に合う場合がありますが、早く動いた人ほど余裕が生まれます。中1から入試本番までに、何をいつやるのかを見通しておきましょう。ここでは学年と時期に分けて、やることを整理します。
中1・中2は基礎固めと内申の土台づくり
中1と中2の目標は、定期テストで安定して得点することです。特に中2の評定は、入試の内申点135点のうち45点分を占めます。中1のうちに英単語と計算を固めておくと、中2以降の負担が軽くなります。
部活動と両立するなら、平日は1日1時間でも机に向かう習慣をつくります。テスト2週間前から学校ワークを進め、わからない問題に印をつけて先生や塾で質問してください。英検や漢検に挑戦しておくと、学ぶ意欲の維持にもつながります。
中3の春から夏は苦手単元の洗い出し
中3の春は、1、2年生の内容を総復習する時期です。市販の問題集や模試を使い、どの単元で失点しているかを書き出します。数学の関数、英語の文法、理科の計算問題など、点が取れない単元を1つずつ潰していくのが基本です。
夏休みは勉強時間をまとまって確保できる貴重な期間です。塾の夏期講習を使うなら、苦手教科に絞って受講すると効果が出やすくなります。同時に、オープンスクールや学校説明会にも足を運び、志望校を絞り込んでください。
中3の秋から入試本番までの仕上げ
秋以降は、過去問演習と面接練習が中心です。神奈川県の公立入試は5教科で、時間配分の練習が欠かせません。最初は時間を気にせず解き、慣れてきたら本番と同じ制限時間で取り組みます。
- 10月から11月は過去問を解き、弱点の単元に戻る
- 12月は私立の併願校の準備と、三者面談での最終確認
- 1月は体調管理と、面接シートの完成
1月下旬の出願、2月中旬の学力検査に向けて、直前期は新しい問題集に手を広げず、これまで間違えた問題の見直しに集中します。睡眠時間を確保し、入試当日と同じ時間に起きる生活リズムを整えてください。
戸塚の高校受験を前向きに進めるために
戸塚の高校受験は、入試の仕組みを知り、自分に合った塾と計画を選ぶことで大きく進めやすくなります。ここまでの内容を振り返り、最初の一歩を決めましょう。
内申点は中2と中3の評定で決まり、中3の分は2倍に計算されます。塾は集団と個別を比べ、体験授業で相性を確かめることが大切です。戸塚駅周辺には、創英ゼミナール戸塚西口校や栄光の個別ビザビ戸塚校など、選択肢が豊富にあります。まずは2つの塾の体験授業を予約して、お子さんの反応を見てみてください。

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