トライ式中等部 横浜キャンパスとは?不登校の中学生を支える学びと進路を解説

中学受験

トライ式中等部 横浜キャンパスはどんな場所か

「トライ式中等部」という名前から、学習塾を思い浮かべる方は多いかもしれません。ただ、実際には通い方も目的も一般的な塾とは大きく異なります。横浜で中学生の居場所や学び方を探している方に向けて、まず基本の位置づけを整理します。

塾ではなくフリースクールという位置づけ

トライ式中等部は、不登校の中学生を主な対象にしたフリースクールです。運営側も、塾ではなく中学生のための新しい形のフリースクールだと説明しています。

そのため、成績を上げるための集団授業を受ける場所というより、学校に行きにくい時期の生活と学びを立て直す場所と考えると分かりやすいです。体調や気持ちが整うまで、無理のないペースで過ごせる点が大きな特徴です。

不登校の子どもに「トライ式中等部」が選ばれる理由|自分のペースで学べる環境とは

2023年に開校し、全国で約1,000名が在籍

トライ式中等部は2023年4月に開校しました。母体のトライ式高等学院は2010年の開校で、1万名を超える不登校の高校生を卒業へ導いてきたとされています。

中等部の在籍者は、現在全国で約1,000名と案内されています。高校生向けで積み重ねたサポートの知見を、中学生に広げた形です。

横浜でキャンパスを探すときの見方

横浜は広いので、最寄り駅からの通いやすさは大切です。同じトライ系列のトライ式高等学院には、横浜駅から徒歩6分と案内されたキャンパスがあります。中等部の所在地や教室の様子は、必ず公式サイトか電話で最新情報を確認してください。

通学が難しい日はオンラインに切り替えられるため、自宅から遠い場合でも選択肢に入れやすい仕組みです。

トライ式中等部の学習面の特徴

不登校の間に学習が止まってしまい、授業に戻れるか不安という声はよく聞きます。ここでは、トライ式中等部がどのように学びを組み立てているかを見ていきます。

完全マンツーマンのオーダーメイドカリキュラム

授業は完全マンツーマンで、一人ひとりに合わせたカリキュラムが作られます。自治体の資料には、英語が好きな生徒は英語、イラストが好きな生徒はイラスト、韓国アイドルが好きな生徒は韓国語レッスンといった例が載っています。

中学校の教科だけでなく、プログラミングやデッサンのような授業も体験できます。好きなことから学びの意欲を取り戻す入口として、とても使いやすい形です。

登校の頻度や時間を自分で決められる

通う頻度は週1回から週5日の範囲で選べ、あとから変更もできます。キャンパスは9時から16時までの利用が案内されている地域もあり、時間割も体調に合わせて決められます。

最初から毎日通う必要はありません。まずは週1回、数時間から始めて、慣れてきたら増やす進め方が現実的です。

通学型・在宅型・オンライン型の3つのスタイル

受講スタイルは次の3つから選べて、切り替えも何度でも可能とされています。

  • 通学型 キャンパスに通って授業を受ける
  • 在宅型 自宅で学習を進める
  • オンライン型 オンライン授業で学ぶ

朝は調子が悪く、午後なら動ける。そんな日は通学を休んでオンラインにする、といった柔軟な使い分けができます。急な体調の変化があっても、学びを止めにくい点が安心材料です。

神奈川の高校受験とのつながり

フリースクールに通うと、高校受験はどうなるのかが気になります。神奈川県の受験の特徴をふまえながら、進路の考え方を整理します。

神奈川県の公立高校入試で押さえたい点

神奈川県の公立高校は、内申点(調査書)と当日の学力検査を合わせて判定するのが基本です。学校によっては特色検査が加わるため、志望校ごとの確認が欠かせません。

欠席が多いと内申に影響が出る不安がありますが、在籍校との連携や、進路相談の中で選べる入試方法を整理していく方法があります。早めに中学校の先生と話しておくと動きやすくなります。

学習の遅れを取り戻す単元の例

遅れを取り戻すときは、つまずきやすい単元から順に戻るのが近道です。マンツーマンなので、学年をさかのぼった復習もできます。

教科戻りやすい単元の例理由
数学正負の数、一次方程式、一次関数あとの単元の土台になるため
英語be動詞、一般動詞、過去形文の基本の形が身につくため
理科化学変化、電流と回路入試で問われやすく、計算も含むため

表の単元はあくまで一例です。実際には、学校のノートや定期テストを見ながら、どの学年のどの単元で止まっているかを確認してから進めます。

全日制・通信制・内部進学という進路

トライに在籍していた生徒の多くは、全日制高校へ進学しているとされています。ほかにも、トライ式高等学院への内部進学や、通信制高校への進学など、進路はさまざまです。

内部進学すると、最大6年間の受験対策ができます。最難関大学から専門学校まで対応するとされ、たとえば横浜国立大学のような地元の国公立大学を目指す道も描けます。中学の段階から先の進路まで見通せることが強みです。

一般的な塾との違いと通う前の確認

横浜には、湘南ゼミナールや栄光ゼミナールのような集団・個別指導の塾も数多くあります。トライ式中等部はそれらとは目的が違うので、違いを知ったうえで選ぶことが大切です。

神奈川の一般的な塾との比較

違いを表にまとめます。

比較項目トライ式中等部一般的な学習塾
主な目的居場所づくりと学びの再開成績アップと受験対策
授業形式完全マンツーマン集団、または個別
通う頻度週1回から週5日で調整曜日と時間が決まっていることが多い
行事・交流月ごとのイベント、参加は自由学習中心

学校に通えている子が成績を伸ばしたい場合は塾、学校に通いにくい子が生活から整えたい場合はフリースクール、というのが大まかな目安です。

出席扱い制度と在籍校との連携

フリースクールに通った日を在籍校の出席として扱える制度があります。認められるかどうかは、在籍している中学校の校長が判断します。

まずは担任の先生や学校に、制度の対象になるかを聞いてみてください。そのとき、トライ式中等部での学習や活動の記録を見せられるように準備しておくと、話が進みやすくなります。

体験前に確認しておきたいこと

見学や相談の前に、次の点を整理しておくと、聞き漏らしを防げます。

  • キャンパスの場所、通学ルートと所要時間
  • 費用の総額と、受講スタイルを変えたときの扱い
  • 在籍校の出席扱いにする場合の手続き
  • 高校進学までの具体的な学習プラン

とくに費用は公開情報では見つけにくいため、相談の場で総額と内訳を直接聞くのが確実です。横浜市の教育支援センターなど公的な居場所とも見比べて、お子さんに合う場所を選んでください。

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